エクスペド・ライトニング45（フォレスト・ユニセックス）です。24年10月23日購入、未使用。商品タグはありませんが、その他は完全に新品の状態です。 同モデル60Lを所有し、その機能美に衝撃を受けて45Lも買い足しましたが、ちょっと冷静になって手放すことにしました。 本体1.2kgにして、シングルアルミステーと幅広なウエストパッドで耐荷重24kgを実現した、世界にも例を見ないバックパックです。 本体は210D・HMPE（いわゆるダイニーマ）リップストップ、底部は600Dコーデュラで強度と耐久性を確保。シンプルな1気室構造ながら、行動食や貴重品収納、ハイドレーションポケットを装備。UL定番のロールトップクロージャーは、サイドから「開口部を引っ張り下ろす」ベルトを追加。荷物の量に応じて閉じ方を選択できます。 デザインにもなっているコンプレッションベルトは網の目状に配置され、1箇所を引けば荷物全体が圧縮されます。下部にはアックスホルダーの他、ストック等に大きめのループを後付け可能。 そして最大の特徴は背面です。背中との接触面はウエストパッドとショルダーパッドのみで、その間の空間は「全く背中と接触しません」。このため背中にガンガン風が通り、汗がバックパック本体に付きません（こんなザック見たことありません）。更に背面長は無段階調整機能付き。フロントメッシュポケットを追加できるオプションもあります。 -- ここから蛇足 -- グレゴリーやオスプレー等のマスプロ製品は、この容量だと2kg前後になります（例：オスプレー/ケストレル48＝約2kg）。これらはしっかりした金属ステーやパッドで背負い心地がよく、多数のポケットがあります。一方、ガレージブランドのULザックは600g程度です（例：山と道/THREE＝600～700g前後）。これらは軽量ですが、ウエストベルトがないか、あっても実質的に腰荷重ができないので、荷物が10kgくらいを超えると肩が痛くなります。そして宿泊装備を10kgに抑えるのは苦行です（タープ泊等）。結果、ウルトラロングディスタンス用に開発されたULザックが、日本では日帰りハイク用でヒットし、従来のテント泊は依然マスプロ製品、というのが現状です。ちゃんとしたテントを快適に背負って我慢なく登山したい、けど重いザックは嫌という方、ライトニングをどうぞ。最高のザックです。