清朝最後の皇帝愛新覚羅溥儀の実弟、愛新覚羅溥傑の銘がある中国掛軸です。約３０年前に中国の黄鶴楼に旅行した際、高額購入し表装したものです。溥傑が黄鶴楼に視察に訪れた時の作品であると店員から聞きましたが、詳細はわかりかねます。 フルネーム銘と満州文字による落款があり珍しい作品です。 黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る 故人西のかた黄鶴楼を辞し 故人西辞黄鶴樓 煙花三月揚州に下る 煙花三月下揚州 孤帆の遠影碧空に尽き 孤帆遠影碧空尽 唯だ見る長江の天際にながるるを 唯見長江天際流 古い品物ですので、シミ、ヤケなど経年による傷みがあることをご了承ください。　 １０年前、中国美術オークション会社の主催する査定では出品は３万円からのスタートで、２０万円から３０万位になるだろうと言われました。しかし入札者が１名の場合、３万円で落札されるリスクがあるとのことから、オークションに出すことをあきらめたことがあります。 中国掛軸です。模写が数多く出回っており、素人のため価値や真贋について自身の判断でお求めください。転売目的の防止、差替え防止のため返品はできません。トラブル無きよう円滑なお取引をお願いします。