約3年前にオークションで購入した物です。 Jerome thibouville lamyというフランスのメーカー産の物でおそらく19世紀後半の製造ではないかと思います。弦楽器としては名のあるメーカーだと思いますが、創業当初は管楽器の生産に力を入れていた様です。 購入当初はリードパイプと抜き差し管全て固着しベルは歪みがありましたが浜松の工房で全てリペア済みです。 ベル管の後ろに3点凹みがあり一度ハンダを外せば直る部分ですが、音色に影響が出そうなのでそのまま使用していました。 バルブは購入当初から快調です。ただし古い物なので使用前は必ずオイルを差された方が良いかと思います。 ノーラッカーで緑青が出ていましたが、ブラスケアに浸漬し洗浄いたしました。（2025.1.28写真再掲載） セッションなどで使用しておりました。小生はロングシャンクのマウスピースを使っていましたが、見た目とは違い太く柔らかい音です。ショートシャンクの方がよりコントロールが効き楽しめるかもしれません。 大きな音を求める方には不向きだと思います。 保有期間は短いですが愛着があるので無駄に紹介が長くなりました。最近はあまり出番が無くなって来たので宝の持ち腐れよりは別な方に是非手に取っていただきたいと思い出品いたしました。 宜しくお願いします。